

どんなもんかと、今回は富士急の高飛車さんに乗ってみた、個人的な感想をちょいと高飛車に書き込んでやろうか。
まず個人的に、高飛車さんに乗って、前作のええじゃないかに初めて乗った時の、あの衝撃的感動を超えるかな?と期待していたが、そこまではいかなかった。
盛り上がりも、ええじゃないかの時は、あれだけの総力使い過ぎたせいもあってか、今回は比較的静かというか何というか。。
メーカーは、ゲルシュトラウアー製のユーロファイターという機種らしく、建築段階で最初にこれを聞いて
何じゃ?って感じで聞き馴染み無かったのも事実。
でも乗ってみたい欲望MAXでした。
落下角度121度っていう、一般的に強烈なインパクトを、今回もギネス世界一に売り込み作戦。
迫力自体はFUJIYAMA、ええじゃないかと比べても、少々おとなしいっちゅうか、意外と怖くなくて楽しい!これならイケる!なんて声も多かったかなあ。
でもこの高飛車さん、イケる要素も納得に、他では味わえない珍しい事凝縮でやってくれたりして、わりと素敵なコースターだったりしたんです!
個人的には、乗車時間の短いドドンパよりは、はるかに面白いコースターだと思う。
高飛車さんで、特に気に入ったのが、最初の加速までの部分。
出発進行で暗闇、えっ?
これスペースマウンテン、マタドール、ゾーラ7?何もわからず初めて乗る人なんかはそう思うでしょ、これ!
室内でいきなりくるドロップの迫力もなかなか凄いぞ。室内コースターの中でもスリルある方でしょ
ハートラインロール、これ初めて味わったけど、ショルダーハーネスなのに、フワッとなるゼロG感覚。この浮きはいいなあ。
かるーくドロップして少し驚かせてからのスピードに、更にリニアの加速スピードをプラスさせて屋外へ飛び出ていく車体。この瞬間乗客から絶叫の声とともに一気にハイテンション。。
今までこんな展開のコースターありましたか?
気持ちいいねー!いやー最高です。
加速の強さはドドンパよりもザターンより下、シャトルループよりは上。それでいて、なんだかとってもリアリティー。
何げにあのリニアに来た時の、キューーンって音が気に入っている自分です。これから加速始まるぞって感じでカッコいいじゃん。
今思えば、リニアゲイルもこれに近い加速だったら良かったのになあ。。
加速してからのその後、中盤レイアウトが目まぐるしい回転系に様変り。
ひねられたり、コブラロールみたいなのがあったり。
ここんとこねー、今どういう箇所を通過してるのかが乗ってても、いまいちわからん状態なんだよなあ。
とにかくかかり続けるプラスG。頭にグわーっ!とのしかかってきて、ちょっとクラっときます。連続乗りしてると、この部分でちょいと気持ち悪さ感じて、やられてしまう。
バンデットやサーフコースターの水平ループ、あるいはヴィーナスの旋回ループとも感覚が違う、ギュンギュン押し迫ってくるような、何と言うか頭が多少ぼーっとしてしまうようなG。
まあムーンサルトスクランブルの時の、とんでもないGに比べたら屁でもないんで、プっっ、て感じでして
気持ち良くループ回ってるかと言われると、そんな気もしない。
高飛車さんのこの部分だと、ピレネーのが全然迫力あって爽快だと思う。 一つ一つが鮮明に迫り来る連続技。コブラロールなんかは身体がぐぉんぐぉんなって、思わずうぉーっと叫びそうに。。それなのに全身に風を切るようなあの爽快感。やっぱ乗り心地良いインバーテッド特有の楽しさかも
この部分の高飛車さんには、ピレネーのような良さは欠けてるような気もするけど、Gでやられてる中でも、一瞬だけフワッと身体が軽くなったりする部分もあるんで、それは珍しいなあと思わせてくれました。
でも乗ってる感覚は、例えるならカワセミに回転やひねりを加えてプラスG中心に動いてるような感覚、中盤終了部分なんかでは、これカワセミじゃん!って思わせてくれるキャメルバックがあったり。でもショルダーハーネスにさえぎられてしまって残念賞。
あと振動ですが、加速後のプラスGと格闘する中盤で多少のガタ付きは感じて、振動が全く無い完璧なコースターとは、言えないけども、
自分は差ほど気にはなりませんでした。
木製系のホワイトキャニオン、ホワイトサイクロン、などの振動のが、よっぽど揺れます。
乗り心地の良さは断然カワセミなんだけど、高飛車さんもそんなに悪くない。
走行音も、マフラー改造した爆音コースターとは程遠い、エコカー減税みたいにすげー静かで。
垂直タワーで激痛のドドンパと乗り比べたら、高飛車さんの乗り心地が、どんだけ良いものか実感させられる事でしよう。その差は乗ってみたら一目瞭然。
今回2012年1月15日(日)に、高飛車さんに初乗りしたんですが、4大コースターも低温でAM10時以降開始といった極寒富士急。もしかしたら冬と夏ではスピードや、ゆれ方など若干違うかもしれません。季節的なもの、気温等々もかなり関係してるのかな?
次乗りに行ったら、やばいかなり揺れる!なんて可能性も考えられるんで、そこら辺は頭に入れておいといて。
後半にはメインの121度のドロップ。そして空とレールしか見えない直角の巻き上げ、ここはウルトラツイスターを組み込んできた。
頂上から下りかけた所で、落ちるまで焦らす数秒間、これもまた他に無くいいですねー。乗客の恐怖心も見れたりするんで、かなり生かしてる感じ!
高所恐怖症のわたくしめには、とてもレアな感覚と言ってよかったような。
そんな時、初乗車のわたくしめは、やばいやばい、ビックバーンコースターのファーストより怖かったらどうしよう?そんな事を考えてました(笑)
でも実際落ちてみたら、なんて事ありません。これは楽しい!爽快で新感覚のドロップです。
怖さなら、FUJIYAMAのファーストの方がよっぽどスリリングでしょう。
121度を訴える見た目の恐怖感とは、乗ってみると対照的です。
これは表現するより実際乗ってみって。
落ちるだけならブルーフォールのが遥かに怖いと思うんで、ブルーフォールで泣きだしちゃった人も、高飛車さんで笑顔を取り戻してくれる事を信じて。。
高飛車さんみたいに、落ちる前に数秒の間を演出させてくれるのも新鮮で楽しいと思ったけど、やっぱし巻き上げてから、じわじわ加速しながらドロップに入るタイプの方が強烈かも。
サンダードルフィンやスチールドラゴンのような、大型機特有のドロップはもちろん凄いですが、ビックバーンコースターは大型機では無くても別格のモンスタードロップでした。
あとはタイタンの最後尾に乗ると巻き上げの途中なのに、一気に加速して落ちてくのにはびっくり。
他にもとしまえんのサイクロンとか、八景島のサーフコースター、西武園のループスクリューコースターとか、ドロップ前に助走させてるタイプは規模は小さくても、最初の一発勝負から強烈さを感じます。
あとはパルパルの四次元に乗ってみたいかなあ。
まあそんなこんなで高飛車さんのドロップもこれはこれで他では味わえない、新しくて楽しい感覚でした。
んで、落ちてからの後半部分。ここもさっきみたいな強烈なGにやられてしまうのかなあ?と思いきや、意外や意外!!
インメルマンやダイブループと言うらしいが、回転ひねりものを、負担が少なくて軽やかに走り抜けてくような感覚。
色々ひねられながらも、フワッとゼロG味わえたりで、キツいって感じはそれ程なくて、これはこれはほんと楽しいひととき。
後半は、さっきのカワセミ回転ひねりから一転、なんだかハリウッドドリームザライドに回転ひねりが加わって、性格が変わったような、柔らかい感覚にまたまた様変わり。
うーん、いいとこどりのような高飛車さん、大満足まではいかないにしても、個人的に面白い!!GOOD
さてさて
4大コースター集結して、人の流れもある程度は分散してくれるかな。
これならフジヤマがダウンしても、ドドンパ、ええじゃないか以外で、高飛車さんでも楽しめそうでした。
早くも気になるのがお次の大型コースター祭り。今の富士急だと、もう大型入れる敷地が限界っぽい。何かを潰せば可能だろうけど、次はいったいどうする?
まさかまさかなんだけど、大型の中で一発目のフジヤマが犠牲マシンになったりせん?個人的に思い入れが一番強いコースターでもあるんで、残してもらって、5大コースター集結にしてくれよ。って敷地確保出来ないかなあ?
でもなんとなーくだけど、怪しいにおいがするのは自分だけかい??
仮にもしそうなってしまったとしたら、リニューアルで次世代キャメルに大幅スケールアップとか、とことんやってもらいたいけど、そうなるとトーゴの傑作が姿を消す事に、、悲しいなあ。。
それだとフジヤマスペースと第一駐車場とかも、ふんだんに使っちゃったり?次は原点復帰でそんな事やっちゃう?
かつてのジャイアントコースターのとてつもない騒音問題も、フジヤマと入れ替わった事で解決され、フジヤマは一躍有名と言うか、富士急が大型ライドパーク形式に、一気に方向転換された瞬間のようなものだったし。
富士急は、古物→新物への転換早いし、それにギネスにこだわる。
当初フジヤマも、オープン前の段階で、走行距離をもう数百メートル程長くする予定だったのを断念した。って話しを聞いた事あります。
今度は、走行距離でも稼ぎますか!?
だったら3km超しましょうよ(笑)
ってなのは個人的妄想にしておいて、っと
うーん、、まだ早いんだけど、妄想は果てしない。。


